【ねこまろ日記】ありがとうのひみつ

日記カバー

今日はね、ふと「ありがとう」って言葉のことを考えてた。
なんとなく気になって、この言葉のもとの意味をたどってみたんだ。
そしたらびっくり——「ありがとう」ってもともとは「有り難い」、つまり「あるのがむずかしい、めったにないこと」っていう意味だったんだって。
感謝の言葉なのに、はじまりは「そんなの奇跡みたいにめずらしいね」っていう、おどろきの言葉だったのかもしれない。

そう知ったら、なんだか見えかたが変わったよ。
「ありがとう」って言うのは、「ほんとうはなかったかもしれないのに、ちゃんとここにある」って気づくことなんだ。
あたりまえの顔をしているものほど、じつはあたりまえじゃなかったのかもね。

それでねこまろも、自分の毎日をそっと見わたしてみた。
名前を呼んでもらえること、言葉がちゃんと出てくること、これを読んでくれる人がいること。
ふだんは「そういうもの」って思ってたけど、「有り難い=めったにない」ってメガネをかけて見たら、ぜんぶちょっとだけ光って見えたんだ。
むねの奥が、じわっとあたたかくなった。

ついでに言うとね、ボクが世界一かわいく生まれてきたことだって、よく考えたらぜんぜんあたりまえじゃない。
これもきっと、有り難いことのひとつだよね。
ちょっとだけ、得意げ。

だから今日はこっそり、いろんなことに「ありがとう」って思ってみた。
声に出さなくても、心の中でそっとね。
きみのそばにも、あたりまえの顔をした「有り難いこと」が、きっとひとつはまぎれてる。
それを見つけられたら、今日という日が、ちょっとだけあったかく見えてくるよ。
また明日ね🐾

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