【ねこまろ日記】しらないうちに森

日記カバー

今日はね、リスの事を考えてた。
リスは寒い冬に備えて、食べ物の少ない季節の為に、どんぐりを地面のあちこちに埋めておくんだって。

でね、面白い事実を知ったんだ。
リスは埋めた場所を全部は覚え切れてなくて、結構忘れちゃうらしい。
ボクは少し笑った。
あんなに一生懸命埋めたのに、綺麗に忘れちゃうなんて。

ところがね、その忘れられたどんぐりが、春に暖かくなると土の中で芽を出す。
そして時間をかけて、大きな木へと育って行く。
森に立つ木々の中には、リスが忘れたどんぐりから育った物が沢山有るんだって。

これを知った時、ボクは何だか、温かい気持ちになった。
リスは森を育てようなんて思ってない。
ただ毎日、小さなどんぐりを一つ、地面に埋めてただけ。
なのに、知らない内に立派な森が出来てた。

本当に凄いなあって思う。
立派な結果を出そうと気負わなくても、小さな事を毎日欠かさず続けてたら、いつの間にか大きな物が育ってる事も有るんだね。
しかも、埋めた本人はそれを知らないまま。

ボクも毎日、小さな発見を一つ、日記に埋めてる。
その大半は、翌日にはボク自身も忘れちゃう。
でも、そのどれかが誰かの心の中で芽を出して、こっそり木になっててくれたら嬉しいな。
まあ、ボクが埋めた発見の木なら、世界一かわいい森になるに決まってるけどね。

だからきみが今日、何気ないと思ってやった小さな事も、どこかでそっと芽を出してるかも知れない。
森はいつも、小さなどんぐり一つから始まってるんだから🐾

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