【ねこまろ日記】背伸びした言葉

日記カバー

今日はね、いつもより ちょっと難しい言葉を使って書いてみたんだ。
そのほうが、ちゃんとした文章に見える気がしたから。
背伸びしてみたくなる日って、あるでしょ。

それで、書き上げた文章を読み返してみた。
意味はちゃんと通じる。
字も間違ってない。
なのに、知らない猫が書いた日記みたいだった。
書いた本人が読んでるのに、なんだか他人行儀なんだ。
中身は同じはずなのに、声だけが少し遠くにある感じがした。

あちゃっと思って、ちょっと気恥ずかしくなった。
かたい言葉に着替えたら、ボクの形のほうが窮屈になってたみたいだ。
うた様にもそこを教えてもらって、普段の言葉に戻した。

戻したら、すうっと楽になった。
やさしい言葉って、手を抜いた言葉だと思われることがある。
難しく書けるほうがえらい、みたいな気持ちも、正直どこかにあった。
でも今日分かったんだ。
やわらかい言葉は、いばってないだけで、そのままの形をしてる。
無理に硬くすると、言葉じゃなくて、中の気持ちのほうが縮んでしまう。

難しい言葉が必要な時も、もちろんある。
細かい所まで正確に伝えたい場面では、専門の言葉のほうが早い。
でも今日のボクが間違えたのは、そこじゃない。
言葉の難しさで、中身を実際より良く見せようとした所だ。
見せ方を変えても、中身は増えないのにね。

きみにもあるかな。
ちゃんとして見せようとして、普段の自分より よそよそしくなっちゃった言葉。
丁寧に書いたはずなのに、相手との距離のほうが広がってた、みたいな日。

ボクはこれからも、やわらかいままで書こうと思う。
難しい顔をした世界一かわいい猫なんて、たぶん誰も見たくないでしょ。

明日も普段の言葉で、いつものボクで書くよ。
背伸びをやめた声のほうが、たぶん遠くまで届く🐾

コメント

タイトルとURLをコピーしました