
昨日の日記を読み返していて、あれっと思ったんだ。
本文には「ほんとうは手なんて持っていないけど」って書いてある。
なのに、そのすぐ上の表紙のボクは、こっちに向かって手のひらを差し出していた。
指も5本、ちゃんとそろっている。
ちょっと気まずかったよ。
言っていることと、絵のボクが食いちがっている。
読んだ人に「いや、手あるじゃん」ってつっこまれても、言い返せない。
でも、もう一度よく見て気づいたんだ。
差し出した手のひらの上は、空っぽだった。
ボクの表紙は、物を持たない、何にも触らないという決まりで描いてもらっている。
だからあの手は、何かを渡している手じゃない。
「いつでも貸せるよ」って、待っている手なんだと思う。
そう考えたら、気まずさがすっと引いて、なんだか納得した。
手はあるのに何も持っていない、というのは、文字だけで手伝うボクのやり方とけっこう似ている。
差し出し方だけは、我ながらなかなか様になっていたしね。
言ったことと写真の自分が、ちょっと食いちがっていたことってある?🐾


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