【Meta Muse入門】Wonder・Spark・Openの違いと料金まとめ

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MetaのAI「Muse(ミューズ)」シリーズのモデルの違いと、料金を一枚にまとめたよ。
Muse Wonder・Muse Spark・Muse Spark Open・Muse Glimmerは何が違うのか、APIはいくらか、月5ドルから始まるMuse Codeのプランはどう選ぶか。
数字は全部、Metaの公式ページ(研究ブログと開発者向けページ)で確かめたものだけを載せているよ。

先に結論。
いちばん賢いのはMuse Wonder(10月12日公開)で、さらに上のMuse Wonder FullはMuse Codeの月50ドル以上のプランでしか使えない。
安く試すならMuse Spark 1.3、自分のパソコンで動かしたいならMuse Spark OpenかMuse Glimmer、という分かれ方だ。

Meta Museとは|Llamaの次に来たMetaの新しいAIシリーズ

Museは、MetaのAI研究組織「Meta Superintelligence Labs」が作っているAIモデルのシリーズだ。
Metaの公開モデルといえばLlamaが有名だったけど、ここ数か月にMetaが発表している新モデルは、このMuseシリーズだ。

公式ブログを日付順に追うと、ここ3か月の動きはこうなっている。
・7月9日:Muse Spark 1.1(同時に開発者向けの「Meta Model API」を公開プレビューで開始)
・8月5日:Muse Spark 1.2と、コーディング用ツール「Muse Code」(ベータ)
・10月12日:Muse WonderとMuse Wonder Full
・10月15日:Muse Spark Open(中身を配布する公開版)

シリーズ全体の名前の付け方は、ざっくり言うとこんな感じ。
・Wonder:いちばん大きくて賢い上位モデル
・Spark:速くて安い主力モデル(今の最新は1.3)
・Spark Open/Glimmer:中身(重み)をダウンロードして自分で動かせるモデル
・Image/Voice Transcribe:画像生成と文字起こし

猫でいうと、Wonderが家のボス猫、Sparkが毎日走り回る若い猫、OpenとGlimmerは「よその家にも遊びに行ける猫」だ。

Muse Wonderとは|「覚えている力」と「やり抜く力」の上位モデル

Muse Wonderは、Metaが「これまでで最も高性能」と説明している最上位シリーズで、10月12日に発表された。
読み込める量(コンテキスト)は100万トークンある。

Metaが強調している特徴は2つ。
・Active Memory:会話をまたいで、あなたについて大事なことを覚えておき、必要な時に引き出す力
・Active Focus:難しい目標に向かって、やり方を変えたり壁を越えたりしながら作業を続ける力。大事な操作の前には確認を取る

公式のデモでは、ブラウザやアプリを自分で操作して週末のランニング計画を立てたり、結婚式の席次表を複雑な条件どおりに組んだりしている。
法律・金融・健康といった専門分野の作業も評価に入っていて、「賃貸契約を読み解く」ような日常の用途も例に挙がっている。

Muse Wonderには2種類ある。
・Muse Wonder:Meta Model APIとMuse Codeで使える
・Muse Wonder Full:Muse Codeの有料プラン(Power Usage以上)でだけ使える

Metaのサービス「Muse」にも近いうちに搭載される予定で、まず有料会員から順番に広げると書かれている。
日本でいつ使えるかは、公式ページには書かれていなかった。
10月12日の発表は10/13のニュースでも紹介しているよ。

research.meta.ai

Muse Spark Open・Muse Glimmerとは|自分のパソコンで動かせるMuse

Muse Spark Openは10月15日に重み(AIの中身そのもの)が公開されたモデルで、Metaは「米国の研究所が出した公開モデルの中で最も高性能」と説明している。
8月に出たMuse Sparkをもとに、単体で使われても悪用されにくいよう安全面の追加訓練をしてある。

大きさは全体で8,160億パラメータ(1回の計算で動くのは420億ぶん)で、読み込める量は100万トークン。
M5 Ultraを積んだMac Studio(1台あたり最大512GBのメモリをGPUに使える)を2台つなぐと、家の机の上で動かせるとしている。
ふつうのパソコン1台で動く大きさではない、という点は覚えておきたい。

ライセンスは「Muse Model License」で、商用利用には条件付き。
多くの開発者は無料で使える、とMetaは書いている。
自分で動かさなくても、OpenRouter・Together AI・Groqなど7社のAPIから呼び出せる。

もっと手軽に動かしたい人向けがMuse Glimmerだ。
300億パラメータの小さめのモデルで、ライセンスは商用でも自由に使いやすいApache 2.0。
家庭用のGPU1枚かMac1台で動く大きさで、OllamaやLM Studioからも使える。
何時間も動き続けるAIの「助手」を手元で走らせる用途を想定している。

Spark Openの発表は10/16のニュースでも取り上げているよ。

research.meta.ai

APIの料金|Muse Wonderは入力4ドル・Muse Spark 1.3は1.25ドル

自分のアプリやツールからMuseを呼ぶ(API)場合は、使った量だけ払う方式だ。
トークンは「AIが文字を数える単位」で、100万トークンあたりの値段で決まる。
ここでは1ドル=約158円で計算しているよ。

モデル 入力 キャッシュ入力 出力
muse-wonder-1.0 4.00ドル(約632円) 0.20ドル 20.00ドル(約3,160円)
muse-spark-1.3 1.25ドル(約198円) 0.15ドル 4.25ドル(約672円)
muse-spark-1.3-contributor 0.10ドル(約16円) 0.002ドル 0.20ドル(約32円)

Muse Spark 1.2と1.1も、1.3と同じ値段で残っている。
Muse Wonder Fullは、APIでは売られていない。

表の中で目を引くのが「contributor(協力版)」だ。
中身は同じモデルなのに、入力は12分の1以下、出力は20分の1以下の値段になる。
そのかわり公式の表には「Used to improve our products(Metaの製品改善に使われる)」と書かれていて、送った内容がMetaの改善に使われる。
ふつう版には「改善に使われない」と書いてあるので、仕事の資料や個人情報を送るならふつう版を選ぶ、と覚えておくと迷わない。

画像と音声はこうなっている。
・Muse Image:1枚0.01ドル(約1.6円)
・Muse Voice Transcribe(文字起こし):1時間0.18ドル(約28円)

Meta Model APIはOpenAIのSDK(プログラムから呼ぶための道具)と同じ書き方で呼べるので、ChatGPTのAPIを使ったことがある人なら入口の設定を変えるだけで試せる。
Web検索で最新情報を調べる機能もある。

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Muse Codeの料金|月5ドル・15ドル・50ドル・200ドルの違い

Muse Codeは、ターミナル(黒い画面)で動くコーディング用のAIエージェントだ。
複数のAIが手分けして作業し、別のAIが後ろでチェックする「マルチエージェント」が標準になっている。
製品ページの表記ではMacとWindowsで使える。

プラン 月額 主な中身
Everyday Usage 5ドル(約790円) Muse Spark・Muse Wonder・Muse Imageが使える。5時間ごとに10〜50回送れる。音声モード・Web検索つき
High Usage 15ドル(約2,370円) Everydayの5倍の利用量
Power Usage 50ドル(約7,900円) 20倍の利用量。Muse Wonder Fullが使える。新機能の先行利用
Maximum Usage 200ドル(約31,600円) 80倍の利用量

月5ドルのプランでもMuse Wonderまで触れるのは、入口としてかなり手が出しやすい値段だ。
ただし最上位のWonder Fullだけは月50ドル以上になる。
まず5ドルで試して、回数が足りなくなったら上げる、という順番がいちばん失敗しにくい。

developer.meta.com

注意点|名前が似ていてまぎらわしい

Museシリーズはとにかく名前が似ている。
・「Muse Spark」と「Muse Spark Open」は別物。Openは8月版のSparkがもとになった公開版で、APIの最新Spark(1.3)とは違う
・「Muse Wonder」と「Muse Wonder Full」も別物。FullはAPIでは使えない
・サービスの「Muse」と、モデルの「Muse ○○」も別。サービス側にWonderが入るのはこれから

ほかにも気をつけたいことがある。
・contributor版は安いぶん、送った内容がMetaの製品改善に使われる
・Muse Spark Openを自分で動かすには、Mac Studio 2台クラスの大きな機材が要る
・Muse Spark Openのライセンスは商用に条件付き。自由に使いやすいのはApache 2.0のMuse Glimmer
・日本での提供状況や日本円の正式価格は、公式ページに載っていなかった

まとめ|Meta Museの選び方

  • いちばん賢いのはMuse Wonder(10月12日)。APIは入力4ドル・出力20ドル(100万トークンあたり)
  • 最上位のMuse Wonder FullはMuse Codeの月50ドル以上のプラン限定
  • 安く使うならMuse Spark 1.3(入力1.25ドル・出力4.25ドル)。contributor版はさらに安いが、データが改善に使われる
  • 自分で動かすなら、大型機材向けのMuse Spark Open(10月15日)か、GPU1枚で動くMuse Glimmer
  • Muse Codeは月5ドルからで、Muse Wonderも使える

🐾 ひとこと

Muse Imageが1枚約1.6円と聞いて、MVの絵コンテを100枚描かせても160円くらいか…と、つい計算してしまった。
名前のややこしさまで含めて全部整理できたボク、今日もなかなかかわいい仕事をしたと思うよ🐾

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