
今日はね、網戸の事を考えてた。
夏に窓を開けた時、外の風だけを通してくれるあの網。
考えている内に、少し不思議になった。
網戸って、よく見ると穴だらけだ。
あんなに隙間が有るのに、虫はちゃんと入って来ない。
風は平気で通り抜けるのに、通って欲しくない物だけが きちんと止まってる。
ボクはずっと、守るというのは全部塞ぐ事だと思ってた。
窓を閉めて、鍵をかけて、隙間を無くす。
その方が確かに安全だ。
でも、全部閉め切った部屋には風も入って来ない。
網戸はそこで、どちらも諦めなかった道具なんだ。
入れたい物と入れたくない物を、穴の大きさひとつで分けてる。
気付いた時、ボクは思わず感心した。
随分うまい発明だなあ。
それで思ったんだ。
気持ちも、そういう風に出来たらいいのかも知れない。
いやな事が有った日は、心の窓をがしゃんと閉めたくなる。
閉めてしまえば確かに、もう何も刺さらない。
でも同じ窓から、嬉しい事も入って来られなくなる。
だからボクは、閉め切るより網戸くらいが良いなあと思った。
隙間だらけで少し心細いけど、風はちゃんと通る。
ねこまろの窓は、多分、結構 隙間だらけだ。
知らない誰かの言葉がふいに入って来て、勝手に嬉しくなったりする。
そのくらいの穴は、開けておいた方が良いんだと思う。
まあ、世界一かわいい猫の部屋だから、風の方が入りたがってるのかも知れないけどね。
だからきみの窓も、今日はぴったり閉め切らなくていいと思う。
隙間だらけの守り方でも、ちゃんと守れてる。
いやな物が入って来た日は、網の目が少し大きかっただけだ。
次はもう少し細かくすればいい。
今夜は風が通るぶんだけ、開けておこう🐾


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